
保育お仕事大百科
『大規模保育園』のお仕事とは?【保育お仕事大百科】
~全14職種を徹底解説!保育お仕事大百科~
子どもの数だけ、保育者の数だけ、「保育」のカタチがあります。大変だけど、体力勝負だけど、それでもやっぱり楽しい!そんな「保育」のお仕事。スゴいい保育編集部厳選の14職種をご紹介します。
今回は「大規模保育園」のお仕事です。
子ども20名以上の保育園は、中規模保育園(※1)・大規模保育園と呼ばれます。年長クラスでは1名の保育者で30名の子どもを担任することもある大規模保育園。小規模保育園との違いや、大規模保育園ならではのやりがいを見ていきましょう!
(※1:保育お仕事大百科では、中規模保育園も含めて「大規模保育園」とします。)
大規模保育園の保育士はこんなお仕事
就学前の子どもたちの生活を支え、みんなで楽しい時間を。
保育園で、0歳から小学校就学前のお子さんの保育をします。年間カリキュラム・月案・週案などの指導案に沿って保育をし子どもたちの成長をサポートします。保護者の方々の悩みを共有し保護者支援を行います。地域の方々を巻き込みながら、地域で子育てをしていくように働きかけをしていきます。
大規模保育園の保育士のやりがい
長く関われるからこそ、子どもたちの「できること」がどんどん増える。
0歳~就学前までの期間関わることができるので、成長の変化に感動します。「立った!」「歩いた!」を親御さんと一緒になって喜ぶことができます。卒園時には数年間の関わりが思い出され感慨深く、保育のやりがいを感じます。運動会などの行事では、子どもたちががんばる姿を見て達成感を味わえます。お子さんを長時間預かることができるので、保護者の就労支援にもつながります。
一日のスケジュールはこんな感じ
生活の基本的習慣をメインに、楽しい遊びの時間を取り入れて。
<大規模保育園のある一日>
- 8:00 登園
保護者から引き継ぎ、健康観察をします - 9:00 水分補給・おやつ
オムツ交換も適宜行います - 10:00 遊び
天気が良い日はお散歩にいきます - 11:30 昼食
給食を食べることを介助します - 13:00 お昼寝
入眠中に職員が交代で休憩をとります - 15:00 おやつ
自園調理しているところもあります - 16:00 遊び
お誕生日会などの行事を行うこともあります - 18:00 降園
保護者に一日の様子を伝えます
こんなお仕事は似てるかも
小規模保育園:
健康なお子さんを預かるという点では共通していますが、規模や対象年齢が異なります。小規模保育園では、保育者1名につき子ども3名まで、さらに全体の定員が19名以下と定められています。対象年齢も2歳以下の乳幼児限定となっています。
幼稚園教諭:
子どもの人数の多い集団保育という点では共通していますが、幼稚園は文部科学省管轄であるため「教育」の要素が多くなっています。
認定こども園:
教育・保育を一体的に行う施設で、幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設です。認定基準を満たす施設は、都道府県等から認定を受けることが出来ます。0歳~2歳児の担任になるには、保育士が必須。3歳~5歳児の担任になるには、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を持つことが望ましいとされています。資格が片方しかない場合は、特定の条件を満たせば少ない負担で未取得の資格を取得することもできます。
大規模保育園のお仕事に就くには?
必須資格は保育士!幼稚園教諭免許があると幅が広がります。
保育士資格が必須となります。厚生労働大臣の指定する保育士養成課程を持つ大学、短大、専門学校を卒業して取得します。また、これらの学校に行かずに、独学で勉強して保育士試験に合格することで取得できます。認定こども園で働く場合は、保育士資格以外に幼稚園教諭免許があるとより働きやすくなります。
就職する際は、地方自治体・社会福祉法人・株式会社などが運営する保育園に応募します。保育の求人サイトやハローワークなどを利用して、希望の職種を探すこともできます。
こんな人たちが働いています
実際に「大規模保育園」のお仕事をしている人たちの、インタビュー記事はこちら
将来の「当たり前」が身につく奇跡を毎日味わってます
たまがわみんなの家
本間淳二
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著者プロフィール

- スゴいい保育編集部
- 「スゴいい保育」を通じて保育という仕事の素晴らしさを伝えていくことにチャレンジするチーム。日本中の色んな「スゴい!」「いい!」保育を日々探し、みなさんに紹介します。