『幼稚園教諭』のお仕事とは?【保育お仕事大百科】

『幼稚園教諭』のお仕事とは?【保育お仕事大百科】

~全14職種を徹底解説!保育お仕事大百科~
子どもの数だけ、保育者の数だけ、「保育」のカタチがあります。大変だけど、体力勝負だけど、それでもやっぱり楽しい!そんな「保育」のお仕事。スゴいい保育編集部厳選の14職種をご紹介します。

今回は「幼稚園教諭」のお仕事です。

保育園と幼稚園では一体どんなところが違うのでしょう?近年では、保育園と幼稚園の両方の良さを併せ持つ「認定こども園」も誕生しました。保育園とはまた違った幼稚園ならではのやりがいを見ていきましょう! 

幼稚園教諭はこんなお仕事

「保育」よりも「教育」の観点で、子どもたちの成長を見守ります。

幼稚園で、3歳から小学校就学前のお子さんをお預かりします。幼稚園は、文部科学省管轄で小学校や中学校と同じく「学校」であるため、保育園よりも「教育をする」ということに目的が置かれています。幼稚園教育要領に基づき、「健康、人間関係、環境、言葉、表現」のそれぞれについて、運動や音楽、遊びなどを通じて育みます。

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幼稚園教諭のやりがい

「みんな」で、大きな行事に向かって取り組む一体感。

3歳以上のお子さんで集団保育なので、みんなで行事やイベントに向けて、準備・練習をします。みんなで一つのことを創り上げられる達成感を感じられます。おゆうぎ会や発表会では、保護者や一緒に働く先生たちと、子どもたちの成長を感じられます。

一日のスケジュールはこんな感じ

教育がメインなので、プログラムや行事が充実。

<幼稚園教諭のある一日>

  • 8:00 送迎バス
    当番の先生が乗り込みます
  • 9:00 園児出迎え
    健康チェックを行います
  • 10:00 クラス活動
    朝の会やプログラムなどの活動をします
  • 12:00 昼食
    自立を促し、手助けをします
  • 13:00 自由遊び
    行事の練習をすることもあります
  • 14:00 帰りの会
    お歌や手遊びをします
  • 15:00 園児見送り
    クラスのおもちゃなどを片付けます
  • 16:00 書類作成
    園児の様子を記録します
  • 18:00 退勤
    明日の準備をして退勤します 
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こんなお仕事は似てるかも

大規模保育園
健康なお子さんの集団保育という点では共通しています。幼稚園の方が教育の観点が強く、保育園では、基本的な生活習慣の指導や健全な心身の発達を目的とする保育指導が行われています。

認定こども園:
教育・保育を一体的に行う施設で、幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設です。認定基準を満たす施設は、都道府県等から認定を受けることが出来ます。0歳~2歳児の担任になるには、保育士が必須。3歳~5歳児の担任になるには、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を持つことが望ましいとされています。資格が片方しかない場合は、特定の条件を満たせば少ない負担で未取得の資格を取得することもできます。

幼稚園教諭のお仕事に就くには?

必須資格は幼稚園教諭の免許。保育士資格も持っていると、認定こども園でも働きやすく。

幼稚園教諭の免許が必須です。免許状には1種、2種、専修の3種類あり、文部科学省認定の大学、短大、専門学校などで、指定の科目を学び単位を修得することが必要です。その他夜間の専門学校や通信教育でも免許状を取得できるコースもあります。

就職先としては、公立または私立の幼稚園があります。また、幼稚園と保育園の一体型施設である認定こども園へ就職の道もあります。その他に、幼児教育の教室などで働いている人もいます。

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スゴいい保育編集部
「スゴいい保育」を通じて保育という仕事の素晴らしさを伝えていくことにチャレンジするチーム。日本中の色んな「スゴい!」「いい!」保育を日々探し、みなさんに紹介します。

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