家にある物で簡単にできる次亜塩素酸ナトリウム消毒液のつくりかた

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37.5℃を超えると、保育園を利用できない!?親子を助ける病児保育と

今回のテーマは「消毒液の作り方」です。

毎年冬から春にかけて猛威をふるう感染性胃腸炎。感染源としては「ノロウイルス」「ロタウイルス」が有名ですが、この「ノロウイルス」「ロタウイルス」にはアルコール消毒が効きません。(詳しくはこちらの記事をチェック!:【突然の吐き気は感染性胃腸炎をうたがえ!】ノロからロタへ、まるでリレーのように!~冬に流行する感染性胃腸炎対策~)

ノロウイルス感染症・ロタウイルス感染症の消毒の方法

A:便や嘔吐物が付着した床やトイレ、衣類など

次亜塩素酸ナトリウム0.1%(1,000ppm)の消毒液を用います。消毒液をたっぷりと布に染み込ませて拭いた後、10分くらいしてから水ぶきします。

B:おもちゃ、調理器具、直接手で触れる部分など

次亜塩素酸ナトリウム0.02%(200ppm)の消毒液を用います。消毒液に 10 分くらい漬けてから水ですすぎます。

次亜塩素酸ナトリウム液は、インターネットや薬局などで購入することは可能ですが、目の前に嘔吐物があるのに、それから薬局に買いに行って・・・では、まさに泥縄。そこで、今回は「いざという時に、家のある物ですぐにできる」、次亜塩素酸ナトリウム消毒液のつくりかたを、動画でお伝えします!

【動画で知る】家にある物で簡単にできる次亜塩素酸ナトリウム消毒液のつくりかた

材料のおさらい

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1.塩素系漂白剤 ※成分に「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれているもの
2.ペットボトル
3.水

たったのこれだけ!!
小学生でも簡単にできるこの方法。ぜひ、覚えておいてくださいね!
※塩素系漂白剤の取り扱いに際しては、必ず「使用上の注意」をよく確認してください。

消毒液の作り方おさらい

A:便や嘔吐物が付着した床やトイレ、衣類などに使う、次亜塩素酸ナトリウム0.1%(1,000ppm)の消毒液の作り方。

500mlのペットボトルに、通常飲料が入っている程度の水と、キャップ2杯分の漂白剤を入れる

B:おもちゃ、調理器具、直接手で触れる部分などに使う、次亜塩素酸ナトリウム0.02%(200ppm)の消毒液の作り方。

2Lのペットボトルに、通常飲料が入っている程度の水と、キャップ2杯分の漂白剤を入れる

簡単ですね。日本病児保育協会の公式サイト(http://sickchild-care.jp/point/3904/)では壁貼り用の「作り方画像」をダウンロードできます!空の500mlのペットボトルと2Lのペットボトルに貼っておくと、いざという時にパッと消毒液を作れますよ。

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日本病児保育協会
病児保育の担い手を養成し、病児保育の質と認知度の向上を図り、更には担い手同士が「繋がる場」を生み出すことを目的として、2012年9月に設立された団体です。「子育てと仕事の両立が当然で、子どもが社会全体で幸福に育てられている日本社会」を目指し活動しています。

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