【社会的養護】児童福祉施設で働く職員の種類について(1):仕事内容と配置施設を段階的に覚えよう

こんにちは。東大卒イクメンパパです。
イクメンです。イケメンではありません。

以前、社会的養護や児童家庭福祉の科目で出題される重要ポイント、児童福祉施設の種類について解説しました。

【社会的養護】【児童家庭福祉】児童福祉施設の概要まとめ。違いを理解しよう

今回は、その施設で働く職員の種類についてです。保育士や児童指導員といった職員の種類と、施設の組み合わせは、なかなかに複雑でくじけそうになりますが、ポイントをつかめば覚えやすくなるところもありますよ。

児童福祉施設に配置しなければならない職員の種類

施設と職員について覚えるべきことは、

・どういった職種があり、どんな仕事内容なのか
・どの職種がどの施設にいる必要があるの

という点ですが、いきなり両方をあわせて考えるとパンクしてしまうので、まずは、職種とその仕事内容について理解し、その上で施設との関連づけをするとよいと思います。

試験で出題される、職員の種類を表にすると、以下のとおりです。 


職員の種類説明
医師 医師
嘱託医 施設に常勤してはおらず、施設からの嘱託を受けて診察や健診を行う医師
看護師 看護師
保育士 子どもを保育するとともに、基本的生活習慣・経済観念・社会性、健康管理などの目標設定を行う
児童生活支援員 保育士に近い役割を、児童自立支援施設にて担う
児童指導員 児童の生活指導を行うとともに、学習・道徳の目標設定を行う
児童自立支援専門員 児童指導員に近い役割を、児童自立支援施設にて担う
個別対応職員 虐待を受けた児童、愛着障害のある児童などに対して、集団措置では対応しきれない部分を個別にケアする
家庭支援専門相談員 保護者への早期家庭復帰支援、里親委託・養子縁組の推進その他を行う
心理療法担当職員 虐待を受けた児童、DV等の心的外傷のある親子に心理療法での支援を行う
職業指導員 社会生活が出来るような技術(パソコン業務、木工作業など)を指導する
栄養士 栄養バランスを考慮し、食事献立などを作成する
調理員 食事の調理を行う(調理を外部委託する場合は置く必要がない)
母子支援員 母子生活支援施設で母子の支援を行う
児童発達支援管理責任者 児童発達支援センターや放課後デイサービスを適切に運営するための責任者


医師、看護師、保育士などは、すぐにイメージがわくと思いますが、児童指導員、個別対応職員など、わかりづらい職種もありますので、少し補足します。

児童指導員

児童指導員は、子どもの生活指導を行う担当です。わかりやすいイメージとしては、学齢期の子どもに対して、朝の起床から学校への送り出し、学校から帰ってきたらおやつをあげながら友だちや勉強に関しての相談を受けたり、翌日の予定について話したり……という、家庭における親のような役割です。

多くの施設では、保育士と児童指導員の両方が配置されています。

保育士→乳幼児の保育を行う
児童指導員→就学児童の支援をする

というのがざっくりとした役割分担かと思いますが、インターネットで調べたところでは、現場の実態としては、そこまではっきりとは分かれていないのかも、という印象を受けました。このあたりは、詳しい方いらっしゃいましたら教えていただけるとありがたいです。

児童生活支援員・児童自立支援専門員

児童自立支援施設のみに置かれているのが、児童生活支援員と児童自立支援専門員です。
名前だけ聞くとちょっと身構えてしまいますが、簡単に言うと

他施設の保育士 → 児童自立支援施設では、児童生活支援員
他施設の児童指導員 → 児童自立支援施設では、児童自立支援専門員

という感じで理解すればいいと思います(少なくとも保育士試験筆記試験というレベル感では)。

個別対応職員

これまた表現が抽象的で、なかなかピンと来ないかもしれませんが、個別対応職員という職種があります。「個別対応」とはなんでしょうか。

各施設に入所する子どもの中には、虐待を受けた経験があったり、愛着障害のあったりと、個別の問題を抱えた子どもも多くいます。そういった心の傷は、ひとりひとり異なるもので、一様に同じケアを行うのではなく、個別にケアしていくことが必要になります。それが「個別対応」です。

この個別対応職員は、子どものメンタルケアが必要になるケースが多い施設(乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設)に配置されます。

逆に言うと、知的障害・身体障害などの障害のある子どもを支援する施設には配置されていません。そういうイメージで理解すると覚えやすいと思います。
(実際には、障害児施設でもメンタルケアが必要な子どもはいると思いますが、あくまで施設のゆえんとして理解するとそのようになります)

心理療法担当職員

個別対応職員と同じように、子どものメンタルケアを担うのが、心理療法担当職員です。虐待やDVなどで心的外傷を受けた子どもを心理療法で治療するのが役割です。

ポイントは、そういった治療の対象は子どもだけではなく親も含まれる場合があるということ。たとえば乳児院では、言葉の通じない乳児に心理療法を行うことは少ないかもしれませんが、その母親の家庭環境にDVなどの問題があり、ケアが必要となることもあります。

・・・さて、長くなってきたので今回はここまで。次回は、残りの職種について解説します!

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東大卒イクメンパパ
フローレンスで働く東大卒のパパ社員です。2歳の娘に奥さんともども毎日楽しく振り回されています。いろいろありまして、保育士試験を受験することになりました。東大受験のあらゆるノウハウを駆使して(?)試験合格を目指しつつ、ポイントをブログにまとめて、同じように保育士試験を受験する方を応援していきます!働きながら、育児しながら試験勉強がんばります!

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