「かぜ」も「はやり目」も原因は同じウイルス。アデノウイルスについて学ぼう!

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37.5℃を超えると、保育園を利用できない!?親子を助ける病児保育とは

今回のテーマは「アデノウイルス」です。

アデノウイルスは特に幼児に感染することが多く、保育園や幼稚園で流行してしまうこともよくあります。また、正しい治療をしていかないと悪化して入院することもあります。

そのようなことにならないように、幼児がアデノウイルスに感染してしまった場合どんな症状があらわれるのか?保育中に気を付けることは何か?ということについてお伝えしていきたいと思います。

アデノウイルスとは(定義)

人に感染するアデノウイルスは現在49種類(分類によっては51種類)の型が知られており、それぞれのウイルスに番号が付けられています。そのため免疫がつきにくく、一つの型にかかってもまた別の型でかかってしまう可能性が高いのです。

アデノウイルスは「かぜ症候群」を起こす主要病原ウイルスの一つと考えられていますが、独自の症状として高熱が4、5日続き目や胃腸にも症状が出る特別なウイルスです。

アデノウイルスは「かぜ症候群」のほかにも、「プール熱」や「はやり目」と一般的に言われている病気の原因といわれています。

アデノウイルスの症状

アデノウイルスに感染したらどんな症状が出るのでしょう。症状と引き起こされる病気について一覧表を作りました。お子さんに症状が出ていないかチェックしましょう。

アデノウイルス症状.png

アデノウイルスの流行時期

ウイルスの型によって流行する時期が変わりますが、咽頭結膜熱(プール熱)の最盛期は皆がプールに入る春から夏にかけてです。しかし、感染自体はいつでもおこっていて、季節を問わず一年中あります。冬場には、かぜの原因として蔓延することがあります。

アデノウイルスの感染経路

アデノウイルスは飛沫や接触、便などから感染するため予防するには以下の方法が有効です。

・うがい
・石鹸での手洗い
・タオルの供用を避ける

最近は家庭内感染が多いと言います。手洗いの際にはタオルの共有は避けましょう。

アデノウイルスの潜伏期間

アデノウイルスの潜伏期間は、一般的に5日~7日程度です。

潜伏期間とはウイルスが体内に侵入してからアデノウイルス感染症の症状を発症し始めるまでのウイルスが活動期に入るまでの期間のことです。

アデノウイルスは症状を発症するまでの潜伏期間がやや長い傾向にあることが特徴です。

アデノウイルスのケアポイント

アデノウイルスに効く特効薬はありません。そのため症状に合わせた対処法をすることになります。
風邪の症状があれば風邪薬を、胃腸炎があれば胃腸薬をといった対処をおこないますが、高熱が続くアデノウイルス感染では脱水症状に気をつけましょう。

熱で食欲がないこともあります。そんな時はのど越しの良いものがおすすめです。

登園禁止の日数

プール熱は発熱、咽頭炎、結膜炎などの症状がなくなった後も2日間は登園禁止です。
流行性角膜炎の場合は目の症状が軽くなってからも感染力が残る場合があるので医師が伝染の恐れがないと判断するまで登園ができません。

どちらの症状でも医師の証明がないと登園ができない園がほとんどです。自己判断で登園しないよう気を付けてください。

~病児保育とは~

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37.5度を超えると、保育園を利用できない!?親子を助ける病児保育とは

参考文献・参考URL

アデノウイルスの症状、熱や目やにの他は?保育園はいつから行ける?

などを参考日本病児保育協会が作成し、山口小児科内科院長の山口義哉先生に監修いただいた記事をリライトしました。

著者プロフィール

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日本病児保育協会
病児保育の担い手を養成し、病児保育の質と認知度の向上を図り、更には担い手同士が「繋がる場」を生み出すことを目的として、2012年9月に設立された団体です。「子育てと仕事の両立が当然で、子どもが社会全体で幸福に育てられている日本社会」を目指し活動しています。

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