コンコン!ケンケン!赤ちゃんのその咳は「平気な咳?」、「ヤバい咳?」

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今回のテーマは赤ちゃんのその咳は「平気な咳?」、「ヤバい咳?」です。

赤ちゃんの咳は一過性のものとして様子を見ていいのか、小児科へ連れて行った方がいいのか判断に迷うことがあります。体の小さな赤ちゃんや子どもは、その咳の背後に何か病気が隠れている可能性もあります。咳の特徴からどのような病気が予想できるかみていきましょう。

保育中の対応・ケア

咳とは、喉や気管支の粘膜についたウイルスや細菌、ホコリなどを体外に出そうとして起こる反応です。咳は大切な防御反応なので、咳をしているだけなら心配ありませんが咳のため1時間以上も眠れない、食欲が落ちている、発熱その他の症状が加わったときには医師の診断を受けましょう。また、咳だけでも1週間以上続くときには医師の診察を受けましょう。

■ケアのポイント
1:部屋の換気・湿度・温度の調整をして、気候の急激な変化を避け、特に乾燥には注意しましょう
2:安静に過ごし、咳こんだら前かがみの姿勢をとらせて背中をさすったり、軽くたたいたり(タッピング)しましょう
3:咳が落ち着いているときに、水分補給として湯冷ましやお茶などを少量ずつ頻回に飲ませましょう
4:食事は消化の良い刺激の少ないものにしましょう

咳の仕方と種類

それでは咳の仕方と種類についてみてみましょう。

■コンコンという乾いた咳の場合

まず一般的な風邪の症状が疑われます。発熱を伴う場合では、急性咽頭炎など喉の炎症が考えられます。咽頭とは鼻の奥から喉の奥までの範囲で、咽頭炎とはこの部分の炎症をさします。咽頭には扁桃腺もありますので、炎症の強い部分が扁桃腺であれば扁桃炎と呼ばれます。

百日咳やマイコプラズマ感染症の初期は「コンコン」した乾いた咳です。同じ乾いた咳でも喘息は、気道の過敏性の亢進により出ると言われています。乾いた咳は、咳き込んで吐いてしまうこともあります。

■ゴホゴホという湿った咳の場合

コンコン咳がだんだんと痰が絡むような湿った咳に変わってきた場合、気管支炎が疑われます。気管支炎は細菌やウイルスによる炎症が気管支まで進んでしまった場合になります。咳が続き、痰が絡む場合もあり発熱もみられ、喉の痛みや不快感を伴います。

また、細菌やウイルスによる炎症が肺まで進んでしまった場合は肺炎にもなります。激しい咳や高熱がでることが特徴で、赤ちゃんの場合は呼吸困難も引き起こす可能性があります。肺炎は、機能が未発達な月齢の低い赤ちゃんでは症状が分かりにくいこともあるので咳が長く続き、赤ちゃんの呼吸が荒いようなら早めに医師に胸の音を聞いてもらいましょう。

■ヒューヒューした咳の場合

乳児の場合、RSウイルス感染症の場合や、喘息の発作のこともあります。

■ケンケンという犬の遠吠えやオットセイの鳴き声様の咳の場合

急性喉頭蓋炎のときにみられ、クループ症候群の可能性が考えられます。場合によっては呼吸困難を引き起こす場合もあり、大変危険です。

咳から考えられる赤ちゃんの病気をあげてみましたが、これはほんの一部です。乾いた咳をしてみたり、湿った咳をしてみたり合わさって咳き込むこともあります。他にも風邪とよく似た症状でもマイコプラズマ感染症、百日咳など色々な病気があります。病気だけみると咳一つでも恐ろしいような気持ちになりますが、いつから咳をしだしたのか、どんな咳なのか、呼吸は落ち着いているかなど赤ちゃんの様子をよく観察し、小児科の診察を受けてください。

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日本病児保育協会
病児保育の担い手を養成し、病児保育の質と認知度の向上を図り、更には担い手同士が「繋がる場」を生み出すことを目的として、2012年9月に設立された団体です。「子育てと仕事の両立が当然で、子どもが社会全体で幸福に育てられている日本社会」を目指し活動しています。

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