子育ての経験が活かせる、一生のお仕事に出会いました【インタビュー】

【プロフィール】
石毛栄 認定NPO法人フローレンス こどもレスキュー隊員
一般企業、専業主婦、配達業など多岐にわたる業種を経て、2015年4月より病児保育スタッフとして勤務。実家経営のクリーニング業とダブルワークで勤務している。最近の趣味は星空を眺めながらのお散歩。

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スタッフ募集の折込チラシを見て「出会ってしまった」と思いました

―フローレンスを知ったきっかけを教えてください。
転職を考えていた時に、新聞の折込チラシを見て、ピン!ときました。
「子育て経験が資格!」と書かれた病児保育のお仕事。見た瞬間、「出会ってしまった!」と思いましたね。迷わなかったです。すぐに事務局へ電話をして、説明会に参加しました。
当時は、別の会社で配達のお仕事をしていました。勤務中にケガをしてしまったり、家庭では介護の問題が出てきたりしていて、ハードな仕事は続けられないなと感じていたところで。
自分自身が3人の子育てをしながら働いてきたので、子どもが病気になる時の大変さもずっと感じていました。説明会に参加して、「働くお母さんのサポートする側になりたい!」と改めて思いフローレンスへ応募しました。

想像以上の、やりがいとお子さんの可愛さ

―病児保育のお仕事をやってみて、入社前とギャップはありましたか?
ギャップはなかったですね。むしろ期待以上でした。
入社の動機は、「お子さんの保育」というよりも「お母さんたちのサポート」がしたいという気持ちが強かったのですが、実際に保育で一緒に居る時間が長いのはお子さんですよね。
もうね、毎回、可愛くてしょうがないんです。
当然大変なこともあります。病気のお子さんをお預かりしているので責任もあります。
それでも、想像していた以上のやりがいがあります。この身この体が続く限りはやりたいなと思えたお仕事ですね。

知識や経験も大事だけど、一番大事なのは一生懸命やること

―どんな時にやりがいを感じますか?
お子さんに一生懸命関わったことが親御さんにも伝わったときは、本当に嬉しいですね。
保育経験がなくても、自分のできる範囲で一生懸命やることは心がけていました。例えば、こまめに検温をして変化がないか観察したり、お子さんの症状変化を細かく記録に残したり。
入社して間もない時に、保育終了の引き継ぎで、あるお母さんから「保育士さんなんですか?フローレンスさんは長いんですか?」と聞かれて、「いえ、子育て経験だけなんです。フローレンスもまだ数ヶ月で・・」と恥ずかしながら答えました。
するとお母様が「あ!そうなんですね。経験の長さだけではないんですね!子どもも喜んでますし、とても助かりました!また来てもらえますか?」と言ってくださったんです。
一生懸命やってるっていうことが、短い引き継ぎの時間で伝わったんだわ!と思いました。すごく嬉しかったですね。
子育て経験だけで、保育のお仕事を続けられるか不安でしたが、これからもがんばれる!と確信しました。

別のお宅で、小学生のお子さんにも「保育士さんなの?」って聞かれたことがあって。「私ちがうの。子育て経験だけなの」と答えると、「へーそうなんだー。でも保育士さんに向いていると思うよ!」って言ってくれて。とっても嬉しかったですね。一緒になってごっこ遊びをやってただけなんですけど、励まされたわ~と思って。そうやって、皆さんにいただいた言葉を無駄にはできないと思いましたね。

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保育中も「ひとりじゃない」と思える、バックアップ体制

―病気のお子さんをお預かりしているときに、困ったときはどうしていますか?
お子さんの病状について、迷ったときとかわからないときにはすぐに本部に電話をします。本部には看護師さんもいて、医療的な視点でアドバイスをくれます。
先日お預かりしたお子さんは舌が荒れていて、受診に行った方がいいか、様子を見てていいレベルなのか判断がつかなかったんですね。
本部に相談したら、親御さんに連絡をとってくださることになりました。過去にも舌が荒れたことがあるそうで、そのまま様子をみて大丈夫だという指示がありました。もし必要であれば親御さんが帰宅して受診にいってくださるともお申し出いただいたので、安心しました。バックアップ体制が充実しているので本当に安心です。

子どもの「なんかいつもと違う」様子に気づける力は、病児保育での強み

―病児保育をやってみたいと思う人へのメッセージをお願いします。
ぜひ勇気を出して、ポン!って病児保育の世界へ飛び込んできてほしいと思います。特に、子育て経験だけだと保育のお仕事ができるか不安に思うかもしれませんが、子育て経験が活かせることがあるんです。
保育をテキストで勉強しただけではわからない、子どもとの関わりという「経験」です。一人を身ごもり、産み育ててきた経験で、「なんとなく」っていう勘。お子さんのちょっとした顔色とか、悪化しそうな気配とか、そういう察知力がベースにあることが、病児保育をしていく上で強みになります。

「ちょっと様子がおかしいな・・」と不安に思った時や判断に迷った時は、本部へ電話をしてサポートしてもらい、自分でも病気のケースを学んでいます。看護師による研修も充実しているので、病気や保育の知識を学んでレベルアップもできます。だから、大丈夫です。もっともっと仲間が増えると嬉しいです。 

【団体概要】
認定NPO法人フローレンス
2004年より子どもが病気の際に保護者の代わりに保育を行う病児保育事業を開始。以後、少人数の保育園「おうち保育園」の運営、障害児専門の保育園や訪問保育を行う障害児保育事業、孤独な子育て問題を解消するためのコミュニティ創出事業、子どもの虐待死を防ぐ赤ちゃん縁組事業をなど、「親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決する」をミッションに、事業を展開している。 

INFORMATION

-認定NPO法人フローレンスの病児保育スタッフを募集しています-
採用情報 http://florence.or.jp/lp/staff/

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著者プロフィール

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スゴいい保育編集部
「スゴいい保育」を通じて保育という仕事の素晴らしさを伝えていくことにチャレンジするチーム。日本中の色んな「スゴい!」「いい!」保育を日々探し、みなさんに紹介します。

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