『保育ママ』のお仕事とは?【保育お仕事大百科】

『保育ママ』のお仕事とは?【保育お仕事大百科】

~全14職種を徹底解説!保育お仕事大百科~
子どもの数だけ、保育者の数だけ、「保育」のカタチがあります。大変だけど、体力勝負だけど、それでもやっぱり楽しい!そんな「保育」のお仕事。スゴいい保育編集部厳選の14職種をご紹介します。

今回は「保育ママ」のお仕事です。

家庭環境の中で、お子さん一人ひとりに合った保育ができるとして、注目されている「保育ママ」。実は、近年認可となった「小規模認可保育園」は保育ママが3名集まってグループ保育をしたことがきっかけで、始まったものだったのです。保育ママとはどんなお仕事なのか見ていきましょう!

保育ママはこんなお仕事

家庭的であたたかな保育を、保育者の自宅で。

保育ママの自宅で、主に3歳未満のお子さんをお預かりします。保育者2~3名でグループを組んで、1つの家屋で保育することもあります。家庭福祉員、家庭的保育者とも呼ばれます。1人の保育ママが預かるお子さんの人数は、おおむね2~3名まで(補助者がいる場合には5名まで)となっています。国の要綱に基づいた制度ですが、それに加えて都道府県の自治体が独自のカラーを加えながら運営管理しています。

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保育ママのやりがい

少人数なので、きめ細やかな保育ができる。

保育園と違い、子どもたち・保護者の方との距離が近く、きめ細やかな保育ができます。お子さんにとっても、もう一つの自宅のような環境で、一日過ごすことは安心につながります。昨日までできなかったことができるようになった時は、保護者とともに喜びを分かち合えます。

一日のスケジュールはこんな感じ

家庭のような環境で、ゆったり関わる少人数保育。

<保育ママのある一日>

  • 8:30 お子さん到着
    保護者から引き継ぎます
  • 9:00 遊び
    お散歩にいくこともあります
  • 12:00 昼食
    給食を用意する場合もあります
  • 13:00 お昼寝
    寝かしつけをします
  • 15:00 おやつ
    手洗いなどの基本的習慣も促します
  • 16:00 遊び
    少人数なのでじっくり関われます 
  • 18:00 保護者に引き継ぎ
    一日の様子を伝えます

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こんなお仕事は似てるかも

ベビーシッター
保育ママは、保育者の自宅を開放して保育を行うことが多いですが、ベビーシッターのお仕事は依頼されたお宅に訪問することが一般的です。

小規模保育園
保育ママ3名で、およそ9名の子どもを保育する保育ママの制度を使って、始まった小規模認可保育園。現在では、国の認可事業としても認められ、全国各地に広がっています。どちらも、少人数でゆったり保育できます。

保育ママのお仕事に就くには?

必須資格子育て経験・保育経験が活かせます!

子どもを育てた経験がある、または保育士・看護師資格、幼稚園教諭免許があるか、保育所等の施設で3年以上働いた経験のある方が対象です。(自治体によっては資格が必須な場合や、反対に研修を受け認定された場合には無資格でも可能な場合もあります)その他に職業を持たず保育に専念できることや、通風採光の良い、6畳以上の保育専用の部屋が確保できることなどが必要とされています。

お仕事をする際には、各自治体からの認定を受けて、個人事業主として保育を行います。保育者複数でのグループ保育を勧めている自治体もあります。各自治体のホームページから確認できます。

こんな人たちが働いています

実際に「保育ママ」のお仕事をしている人たちの、インタビュー記事はこちら

「もうひとつの家庭」が子どもと保護者を支える
川崎市家庭的保育事業 村上保育室
村上睦子

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スゴいい保育編集部
「スゴいい保育」を通じて保育という仕事の素晴らしさを伝えていくことにチャレンジするチーム。日本中の色んな「スゴい!」「いい!」保育を日々探し、みなさんに紹介します。

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