
保育お仕事大百科
『ベビーシッター』のお仕事とは?【保育お仕事大百科】
~全14職種を徹底解説!保育お仕事大百科~
子どもの数だけ、保育者の数だけ、「保育」のカタチがあります。大変だけど、体力勝負だけど、それでもやっぱり楽しい!そんな「保育」のお仕事。スゴいい保育編集部厳選の14職種をご紹介します。
今回は「ベビーシッター」のお仕事です。
海外では国家資格が誕生するほどメジャーなベビーシッター。日本ではまだまだ少数ですが、家庭に寄り添いあたたかな保育ができるとして、近年目指す人が増えてきています。どんなお仕事なのか見ていきましょう!
ベビーシッターはこんなお仕事
依頼があったお宅に伺い、少人数で保育します。
依頼された場所(お子さんのお宅やイベント会場など)で、お子さんをお預かりします。0歳~12歳のお子さんが対象となっていることが多いです。定員に定めはありませんが、1名のベビーシッターに対して、お子さん1~2名をお預かりします。保育以外にも家事を行うこともあります。お子さんのお家に伺う保育以外にも、ベビーシッターの自宅を開放して保育を行うこともあります。
ベビーシッターのやりがい
お子さんとの関係を築き、継続的にもお子さんの成長を見守れるお仕事。
子どもと時間をかけてじっくり関われるので、その変化や成長を間近で見ることができます。お子さんから「また来てね!」「次いつ来るの?」と言われ、保護者から実際にまたご依頼をもらえると、やりがいを感じられます。
一日のスケジュールはこんな感じ
それぞれの家庭のニーズに合わせた柔軟な保育を。
<ベビーシッターのある一日>
- 9:00 お宅に訪問
保護者から引き継ぎます - 10:00 遊び
外出することもあります - 12:00 昼食
保護者が用意したごはんを食べます - 13:00 お昼寝
寝かしつけをします - 15:00 おやつ
家事をすることもあります - 16:00 遊び
折り紙などを持参することもあります - 17:00 保護者帰宅
引き継ぎをします
こんなお仕事は似てるかも
訪問型病児保育:
お子さんのお宅に伺い保育する点では共通していますが、病児や病後児の保育をするため、健康時の状態に加えて、病気の時の知識が必要となります。
チャイルドマインダー:
少人数制の家庭的保育を担う人のための、民間の認定資格です。チャイルドマインダーは、保護者に近い立場で子どもの保育を行うとして、イギリスで誕生しました。
ファミリーサポート:
各市区町村が運営しているファミリー・サポート・センターに「提供会員」として登録して、「依頼会員」のお宅へ行き保育を行います。登録方法や保育内容などについては、それぞれの市区町村によって異なりますが、送迎やお宅での保育が主なお仕事になります。
ベビーシッターのお仕事に就くには?
必須資格はなし!認定資格があると、保護者からのさらなる信頼も。
ベビーシッターは民間資格ですが、資格がなくてもなることができます。ただ、社会的な信頼を得るための認定資格として、社団法人全国ベビーシッター協会が資格認定試験を実施しています。試験を受けて資格を取得することで、ベビーシッターとして一定以上の能力を持っていることの証明となります。その他にも、近年チャイルドマインダーという資格もでき、自営業者としてベビーシッターを担う人も増えてきました。保育士・幼稚園教諭・看護師などの資格があると有利です。
就職先としては、ベビーシッターサービスを提供する会社へ登録することが主流となっています。その他にも、託児ルームや託児施設などに就職したり、個人で開業したりする人もいます。
こんな人たちが働いています
実際に「ベビーシッター」のお仕事をしている人たちの、インタビュー記事はこちら
一人の女性として輝ける環境を作りたい
株式会社ファーストウォーク
参納初夏
ベビーシッターは天職。気付いたら、ずっと子どもに関わる仕事をしていた。
フリーランスベビーシッター
池田香織
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著者プロフィール

- スゴいい保育編集部
- 「スゴいい保育」を通じて保育という仕事の素晴らしさを伝えていくことにチャレンジするチーム。日本中の色んな「スゴい!」「いい!」保育を日々探し、みなさんに紹介します。