【保存版・感染症カレンダー】子どもに多い病気と流行する時期

【保存版・感染症カレンダー】子どもに多い病気と流行する時期

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37.5℃を超えると、保育園を利用できない!?親子を助ける病児保育とは

今回のテーマは「【保存版・感染症カレンダー】子どもに多い病気と流行する時期」です。


子どもに多い病気の年間カレンダー

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春(おおむね4月~5月ごろ)

冬の感染症が収束する時期で、春から流行する病気は少ないですが、入園や進級などの生活の変化で、お子さんたちは体調を崩しがちな季節です。鼻水や発熱などの初期症状を見逃さないようにしましょう。

夏(おおむね6月~8月ごろ)

夏には手足口病やヘルパンギーナ、プール熱、アデノウィルスなど、いわゆる夏風邪が流行します。熱症状以外に、発疹や口内炎を伴う病気が多いので、全身の観察に心がけましょう。

秋(おおむね9月~11月ごろ)

季節の変化に反応して気管支ぜんそくが悪化しやすい時期です。また、冬に向けてRSウイルス感染症やノロウィルスが発症し始めます。感染予防に努めましょう。

冬(おおむね12月~3月ごろ)

インフルエンザやRSウイルス感染症が流行します。また、ノロウィルスやロタウィルスなどの嘔吐下痢症も流行します。温度湿度の管理に気を付けましょう。

保育所でのポイント

初期症状の発見が大事です。お子さん一人一人の様子をよく観察し、疑われる症状がある場合には外遊びを控えたり、別室での保育をするなどして、拡散防止・悪化防止に努めましょう。
流行をいち早く察知し対応するために、保育園サーベイランス※の取り組みもあります。

※くわしくは日本病児保育協会公式サイトにてご覧ください。
【保育園で症候群サーベイランスの取り組みを】子どもを「かぜ症候群」から守ろう!
http://sickchild-care.jp/point/9854/

保護者に向けての対応

流行シーズンに差し掛かったら、徹底した予防対策が肝心です。地域の流行情報をチェックし、掲示や手紙で保護者に向けての注意喚起をしましょう。また、お子さんの風邪のような症状が日ごとに悪化する場合には、保護者に連絡し、小児科受診を勧めると良いでしょう。

~病児保育とは~

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日本病児保育協会
病児保育の担い手を養成し、病児保育の質と認知度の向上を図り、更には担い手同士が「繋がる場」を生み出すことを目的として、2012年9月に設立された団体です。「子育てと仕事の両立が当然で、子どもが社会全体で幸福に育てられている日本社会」を目指し活動しています。

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