『学童の先生』のお仕事とは?【保育お仕事大百科】

『学童の先生』のお仕事とは?【保育お仕事大百科】

~全14職種を徹底解説!保育お仕事大百科~
子どもの数だけ、保育者の数だけ、「保育」のカタチがあります。大変だけど、体力勝負だけど、それでもやっぱり楽しい!そんな「保育」のお仕事。スゴいい保育編集部厳選の14職種をご紹介します。

今回は「学童の先生」のお仕事です。

放課後の小学生をお預かりする学童保育。実は、保育士の活躍の場でもあるんです。小学生との時間は、乳幼児さんとの時間とはまた違った良さがあります。どんな違いがあるのか見ていきましょう!

学童の先生はこんなお仕事

小学生の放課後を、安全に楽しく!時には一緒に外でおもいっきり遊びます。

小学生が学校から下校した放課後に、保護者に代わって小学生のお子さんを保育するお仕事です。主な対象は1年生から4年生までですが、6年生までお預かりしている施設もあります。放課後以外にも、土曜日や夏休み・冬休みなどの長期休暇もお預かりしています。正式名称は「放課後児童健全育成事業」といいます。室内・室外での遊び、宿題、おやつなどの時間を組み立てて、子どもたちに促していきます。地域の方と一緒に遊ぶ企画を行っているところもあります。

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学童の先生のやりがい

家庭でも学校でもないからこそ、子どもたちの新たな一面も。

関係が出来てくると、お子さんが家庭でも学校でも見せない表情を見せてくれることもあります。遊びや生活を通して、子どもと真正面から向き合えます。継続してお子さんの成長をサポートすることができるので、卒業時には達成感を感じることができます。平日夕方や長期休暇の間に小学生を預かることで、保護者の就労支援にもつながります。

一日のスケジュールはこんな感じ

午前中は準備。午後子どもたちが帰ってきたら一緒に楽しい時間を。

<学童の先生のある一日>

  • 10:00 事務作業
    子どものお迎え時間をチェックします
  • 13:00 受入準備
    スタッフでミーティングをします
  • 14:30 子ども受入
    送迎を行うこともあります
  • 15:00 おやつ
    集団のルールなども伝えていきます
  • 15:30 自由遊び
    屋外で一緒に遊ぶこともあります
  • 17:00 保護者お迎え
    子どもの様子を伝えます
  • 18:00 片付け・清掃
    遊具が安全であるか等も確認します 

14_image01.jpgこんな仕事は似てるかも

幼稚園教諭
対象者は小学生ではなく、3歳から未就学のお子さんですが、「教育」に関わる機関としては共通しています。

プレイリーダー
毎日の定期的な関わりではありませんが、対象が小学生も含まれる点では共通しています。

学童の先生のお仕事に就くには?

必須資格はなし!保育士資格や教員免許は優遇。

必須の資格は特にありません。教員免許や保育士資格・幼稚園教諭免許、認定キッズコーチ、児童厚生員をお持ちの場合は、優遇されることもあります。

就職先としては、公立の学童もしくは、民間の企業や法人が運営している学童があります。公立の場合、各自治体の採用情報から確認できます。ハローワークや求人サイトからもチェックできます。

こんな人たちが働いています

実際に「学童の先生」のお仕事をしている人たちの、インタビュー記事はこちら

社会で子どもたちを育む子どもたちの居場所を広げ経験を深めさせたい
放課後デイサービス「となりのいえ」
佐藤恭子

学校とおうちだけじゃない、子どもたちの居場所
放課後NPOアフタースクール
渡辺真里奈

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「学童の先生」のほかにも、さまざまなお仕事があります。14の質問にこたえて、あなたに合ったお仕事を見つけてみましょう。
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著者プロフィール

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スゴいい保育編集部
「スゴいい保育」を通じて保育という仕事の素晴らしさを伝えていくことにチャレンジするチーム。日本中の色んな「スゴい!」「いい!」保育を日々探し、みなさんに紹介します。

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