小児在宅医療の第一人者、前田浩利先生による医療的ケア児(気管切開・人工呼吸器)研修が公開動画になりました

新生児医療の発達とともに、経管栄養やたんの吸引、人工呼吸器など、医療的デバイスを日常の中で必要とする子どもは、ますます増えてきています。

そういった子どもたちは医療的ケア児と呼ばれます。

2016年の障害者総合支援法改正により、医療的ケア児の支援体制を強化することが各自治体の努力義務になりました。それにより、保育や療育など福祉の現場で医療的ケア児を受け入れるという動きがこれから強まっていきます。

しかし、実際の現場で、子どもに対する医療的ケアをどのように行えばよいかというノウハウは、まだ足りていないというのが現状ではないでしょうか。

フローレンスでは、2014年から障害や医療的ケアのある子どもを保育する障害児保育事業を行っています。医療的ケア児の受け入れを適切に行うために、日本の小児在宅医療の先駆者である前田浩利先生に研修などでご協力いただいています。

2017年に、フローレンスの保育・看護スタッフを対象として、気管切開と人工呼吸器についての研修を、前田先生に実施いただきました。

今回、前田先生のご厚意により、その研修内容を、YouTubeの動画として公開することになりました。

この講座内容は、医療的ケア児を社会で受け入れる、それが日本全国で実現していくためのインフラのひとつにきっとなるはずです。

■研修の主な対象

・保育や療育の現場で、子どもに対して医療的ケアを行う看護師や医師

■講師プロフィール

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前田浩利

医療法人財団はるたか会 理事長/あおぞら診療所新松戸 院長

東京医科歯科大学医学部臨床教授/東京女子医科大学非常勤講師/埼玉医科大学総合医療センター非常勤講師/慶應義塾大学看護医療学部非常勤講師/東京大学医学部非常勤講師

インタビュー記事はこちら

日本で初めて #医療的ケア児 に在宅医療を届けた医師の想い――前田浩利×駒崎弘樹
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■研修動画の内容

・主に、医療的ケア児の中でも、施設受け入れの難易度が高い、気管切開のあるお子さんのケアについて取り上げています。

 ・第一回:気管切開について

  ・在宅医療を必要とする子どもたちの現状
  ・気管切開の基本、活動の幅を広げるスピーキングバルブ
  ・気管切開に関する事故とその対策

   

 ・第二回:人工呼吸器について
  ・人工呼吸器の基本
  ・呼吸器管理のために知っておくべきこと
  ・呼吸器の導入がもたらす生活の質の向上

   

 ・第三回:医療的ケア児とバイバップ/呼吸管理と排痰補助装置
  ・肺のトレーニング装置としての呼吸器、離脱の可能性
  ・気管切開を伴わない呼吸器
  ・在宅用呼吸器の種類とその構造

   

医療的ケア児を受け入れている現場で、ぜひ参考にしていただければと思います。

フローレンスでは、今後も障害や医療的ケアのあるお子さんとそのご家族に寄り添う保育を安全安心に続けるため、スタッフ一同学び続けます。

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※この記事は認定NPO法人フローレンス公式サイトの記事を引用しております。