「子どもと遊ぶのが大好き!」を仕事にしてみて気づいた新しいやりがい【インタビュー】

【プロフィール】

正井 静華(まさい しずか) NPO法人フローレンス おうち保育園スタッフ

前職は大規模こども園。2012年におうち保育園新規開園時のオープニングスタッフとして入社し、園の立ち上げを経験。

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ーおうち保育園に入ったきっかけを教えて下さい

小学校の頃から保育士になりたいと思っていました!

きっかけは、小学6年生のときに小学1年生の子をお世話した経験からです。

私はひとりっ子なので、それまで自分より小さい子のお世話をするという経験をしたことがありませんでした。だから、自分よりも小さい子と一緒に遠足に行って手を繋いだりとか、給食の時間に1年生のクラスに行って、盛り付けの手伝いをしたりという経験は初めてでした。

その経験から、小さい子のお世話をするということがとても好きだということに気づきました。

その後、近所の高校に初めて保育コースができたので、「せっかくだし!」という勢いで、高校から保育の道に進みました。高校と大学が一貫教育の保育コースだったので高校生から大学の授業が受講でき、みっちりと保育について学びました。

大学を卒業してから、新卒でこども園のオープニングスタッフになりました。 やっと保育士になれたのは良かったのですが、オープニングで、子どもも全体で130人くらいいたので、毎日がバタバタしていました。深夜勤務や作業をすることも多くあり、体力的にも精神的にも結構しんどかったです。

日々の保育に追われるばっかりで、なんだか自分のやりたい保育とは違うかな、と思うようになり、最終的には4ヶ月で辞めてしまいました。「保育をしたい」という気持ちも追いついていかなくなってしまって……。

しばらくは保育の仕事から離れていましたが、あるテレビの番組でフローレンスが紹介されていました。代表の駒崎さんのコメントとおうち保育園の実際の保育の様子が放送されていました。

「おうち保育園は子どもたちも少人数で、アットホームな雰囲気であったかいなあ」と思ったのが最初の印象です。そう感じたと同時に、こんな少人数の保育のかたちがあるんだってことに初めて気づいて、すごく魅力的に思いました。

ちょうどその頃、おうち保育園保育スタッフの募集があったので、思い切って応募。入社となりました。

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ーおうち保育園ではどんな保育をしていますか?

自分自身も小さいときから両親にいっぱい読み聞かせしてもらったということもあり、絵本の読み聞かせが好きなんです。父親の膝の上で1対1で読んでもらった記憶が強くあって、好きな絵本は今でもとってあるんですが、本をみると記憶がよみがえってきます。

子どもたちにもいろんな本に触れ合ってほしいなと思っているので、子どもたちと絵本を読むことを多くしています。

絵本を読んでいると、私は感情移入して、絵本の中の登場人物と同じ顔をすることもあります。楽しいときはたくさん笑うし、悲しいときは一緒に悲しい顔に、困ったときは困った顔になったり。

最近も絵本の中の登場人物に感情移入しながら絵本を読み聞かせていたら、子どもたちが私と同じ表情をしていたということがありました。とってもかわいいんですよ(笑)

そういう時に、読み聞かせを通して絵本の世界を子どもたちと一緒に共有できてるんだな、とハッとしました。

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ー子どもの頃からの「好き」を仕事にしていても、悩むことはありませんか?

「子どもと遊ぶのが好き」だから保育士になったんですが、実際に保育士として働いてみると、 遊ぶだけではなく子どもの命を預かっているという大きな責任があります。責任は重いなって。

遊びながらもそういう部分に目を配ったり意識を張っています。 命を守らなければいけないという思いは強くなりました。

好きな仕事とはいえ、悩んだり、時に落ち込むこともあります。 うまくいかないことはあるし、反省もするんですが、私の性格として1日経つと忘れるんです。 ひきずらないようにしようと思っています。 また子どもたちと遊んでいると、元気になるし、癒される。気持ちを新たにリセットできます!

ーおうち保育園でやりがいを感じるときはどんなときですか?

今、勤務している園の開園時は子どもたちがまだみんな小さくて、何か一つ同じことをすることができなかったんです。朝の会も最初は5秒も持たなくて……。

でも毎日繰り返すことでみんなで朝の会ができるようになりました。毎日の繰り返しで、保育園らしい保育が今できあがりつつある。まとまって絆も深まっているなと感じます。子どもたちもきょうだいのようでそれが小規模保育園らしいなと思います。

先生だけでなく子どもたちと一緒に、みんなで「おうち保育園」を形作っていると思います。

それから、お迎え時の保護者の方の表情と、子どもの表情が大好きです! 楽しそうに二人で帰っていく後ろ姿をみると、「あ〜今日1日大きなケガもなく無事にやりきった〜!」という気持ちになります。

子どもも保護者の方も、それはもう、このうえない笑顔なんです。その姿をみると癒されますね。

「命をお預かりしている」という気持ちを持って保育しているので、そんな笑顔に毎日やりがいを感じています

ーこれからやってみたい保育はありますか?

おうち保育園だけではなく、地域の親子への子育て支援をしたいです。 以前、一度地域の親子支援として、保育所体験をしましたが、もっと広めたい。

小規模保育園は新しくて知らない人が多い。単に人数が少ないだけではなく、大規模園とは違うよさがあるので、実際にどんな良さがあるかとか雰囲気を知ってもらいたいんです。

乳幼児期は大人との信頼関係を築く大事な時期です。そういう時期に、先生と子どもの距離が近い小規模保育園の良さをみてほしい、感じとってほしいなぁと思います。

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スゴいい保育編集部
「スゴいい保育」を通じて保育という仕事の素晴らしさを伝えていくことにチャレンジするチーム。日本中の色んな「スゴい!」「いい!」保育を日々探し、みなさんに紹介します。

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