【社会福祉】第一種、第二種ってなに?社会福祉事業について解説

こんにちは。東大卒イクメンパパです。
イクメンです。イケメンではありません。

今回は社会福祉などで出題される、社会福祉事業について解説します。第一種・第二種の区分や、運営主体などがよく問われるので押さえておきましょう。

社会福祉事業とは

まず、社会福祉事業とは何かというと、社会福祉法で定められた、社会福祉のための事業……なのですが、それだとそのまんまですね。

そもそも、ある会社(法人)がなにか事業を行うとき、法人として「こういう事業をします」というのを決める必要があります。

法人が行う事業の区分のしかたのひとつとして、「営利事業(利益を目的とする)」と「非営利事業」という分け方ができます。かなり、乱暴ですが、ざっくり理解するためにイメージしてみていただければと。


営利事業は、例えばモノを仕入れて売ったり、サービスを作って提供することで売上・利益を出したりという、いわゆる商売で、基本的には、利益を最大化することが目的となります。

非営利は、その名の通り、利益を目的としません(利益を出してはいけないというわけではありません)。社会福祉事業は、非営利の事業のひとつで、その目的は、名前の通り、事業運営を通して社会福祉を実現することです。保育所は儲けのために運営するのではなく、子どもを保育してその成長を後押しし、親御さんの就労を支援するという福祉のためのものですよね。運営も、行政からの補助をもとにしています。
そういった、社会の福祉のために行う事業が、社会福祉事業です。

第一種と第二種

社会福祉事業は、第一種社会福祉事業第二種社会福祉事業のふたつに分類されます。分類は社会福祉法で決まっています。

保育士試験で出てくる事業を分類するとこんな感じです。

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第一種と第二種の違いですが、第一種のほうが利用者への影響が大きいものとされています。具体的には、入所して生活を送る施設が第一種と考えるとわかりやすいと思います。別の言い方をすると、社会的養護の支援の必要性が高いのが第一種とも言えます。

運営主体の決まり

第一種社会福祉事業のほうが利用者への影響が大きいので、運営主体が法律で制限されています。具体的には、国、地方自治体、社会福祉法人しか運営してはいけないということになっています。社会福祉法人についての詳細は後述。

第二種社会福祉事業は、特に運営主体の制限はありません。例えば保育所であれば、社会福祉法人だけでなく、株式会社やNPO法人が運営しているところも多くあります。僕が働いているフローレンスもNPO法人ですが、おうち保育園という小規模認可保育所を運営しています。

社会福祉法人とは?

社会福祉法人は、社会福祉事業を実施することを目的とした法人です。保育園の運営法人などで目にすることもあるかと思います。
社会福祉事業は、行政からの補助が事業運営資金になるケースが多いので、社会福祉法人へは行政から厳しい監査が入りますが、いっぽうで施設整備に公的補助が出たり、税制上の優遇措置があったりします。

ちなみに、そんな社会福祉法人ですが、実は、社会福祉事業(営利を目的としない)だけでなく、収益事業(営利を目的とする)を行うこともOKとされています。ただし、収益事業で得た利益は、社会福祉事業や公益事業など利益を目的としない事業の運営にあてなければならないということになっています。

例えば、保育所を運営している社会福祉法人が、所有している施設の空き部屋を有料で貸し出して(収益事業)、そのお金で保育士さんの求人広告を出す……みたいなイメージですね。

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共同募金に注意

第一種・第二種の分類でひとつだけ紛らわしいのは、共同募金です。いわゆる赤い羽根募金ですね。この共同募金は、共同募金会という社会福祉法人が運営する第一種社会福祉事業です。

他の社会福祉事業と違い、利用者にサービスを提供する事業ではないので、ちょっとわかりにくいですが、共同募金=第一種ということだけ押さえておきましょう。


今回のまとめ

・社会福祉事業は第一種と第二種に分かれる。第一種は利用者が入所するような、社会的養護の色が強い事業。
・共同募金事業は第一種社会福祉事業に分類される。
・社会福祉法人は社会福祉事業を行うための法人だが、収益事業を行うこともできる。

つぶやき

ちょっと細かい話なので、以下は読み飛ばしていただいてもよいのですが……

社会福祉事業は利益を目的としませんが、利益を出してはいけないということではありません。むしろ、健全な事業運営のためには、利益を出すことは重要です。たとえば保育園運営であれば、新しい園を作ったり、もともとある園の設備を改修したりするためには、お金の余裕をもった運営が必要です。

僕が働いているフローレンスはNPO、特定非営利活動法人という法人の種別で、その名の通り非営利=利益を目的としない、「社会を良くする」活動をするわけですが、それも同じで、お金としての利益は目的ではないけれど、本来の目的である「社会を良くする」活動を続けていくためには、事業として赤字=利益マイナスではいけないわけです。

こういう点は、普通に会社に勤めているだけだと、イメージがわきづらいところなのではないかと思います。僕自身も、フローレンスというNPOで働く中で、やっとそういうイメージが具体的にわいてきました。

保育園で働くというのも、似たところがあると思います。「利益を目的としない事業なのに、利益うんぬんっていうのはなんか違和感があるなあ」と感じる方は、こういったことを考えてみていただければと思います。

ではでは!

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著者プロフィール

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東大卒イクメンパパ
フローレンスで働く東大卒のパパ社員です。2歳の娘に奥さんともども毎日楽しく振り回されています。いろいろありまして、保育士試験を受験することになりました。東大受験のあらゆるノウハウを駆使して(?)試験合格を目指しつつ、ポイントをブログにまとめて、同じように保育士試験を受験する方を応援していきます!働きながら、育児しながら試験勉強がんばります!

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