保育士試験対策
【社会的養護】難しい施設や職員の名前、どうやったら覚えられる?
こんにちは。東大卒イクメンパパです。
イクメンです。イケメンではありません。
今回は社会的養護の第3回。
前回は施設養護・家庭養護の違いなどを少しこってり説明しましたが、今回はややあっさり、出題傾向や勉強の仕方についてです。
社会的養護の出題傾向:施設養護に関する問題が多い
家庭養護(里親やファミリーホーム)に比べて、施設養護(児童養護施設など)のほうが、施設・施策の種類が多いため、児童福祉施設関連の問題が大半を占めています。
施設についての問題は、それぞれの施設がどのような役割を持っているかに加え、施設に必要な職員の種類など、けっこう細かいところまで問われます。
児童福祉法で定められている児童福祉施設のうち、よく出題されるのは、乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、障害児入所施設、児童発達支援センター、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設について。
これらの施設については、細かいところまでしっかり押さえておくのがよいでしょう。
勉強の仕方としては、社会的養護その2の記事で説明した、施設養護と家庭養護の違いをしっかり押さえたうえで、施設の詳細について見ていくとよいでしょう。
また、施設の職員配置などは、単純に暗記をするのではなく、「なぜその施設にその職員が必要なのか?」を考えることが大事です。
例えば、乳児院、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設(※)は、「個別対応職員」という職員を置かなければなりません。
※母子生活支援施設は、DV被害などで必要がある場合に配置
単純に配置基準だけ見ていても、「個別に対応する職員……ってなんやねん!」という感じだと思いますが、個別対応職員の役割は、虐待を受けた児童、愛着障害のある児童、あるいはDVなどの被害を受けた母子などに対して、集団措置では対応しきれない部分を個別にケアするというもの。
そう言われてみると、前述の個別対応職員が必置の施設は、被虐待児などの要保護児童を保護するための施設です(情緒障害児短期治療施設も、現在は被虐待児の割合が多いそうです)。
逆に言うと、児童厚生施設(児童館など)、児童発達支援センター(身体障害等のある子どもの日常生活支援・訓練等を行う)などは、施設の役割上、個別対応職員を置く必要がないというのも、納得できますよね。
こんな感じで、出来る限り、単純な暗記ではなく「理屈で覚える」のがひとつのポイントです。
今回のポイント
・社会的養護は施設養護の詳細が出題内容の多くを占める
・施設養護と家庭養護の違い、大きな枠組を理解したうえで詳細を押さえよう
・職員数配置基準などは、暗記はつらいのでなるべく理屈で覚える
つぶやき
僕自身、暗記は好きじゃないし得意でもないので、「どうやったら単純な暗記をせずにすむか」ということばかりいつも考えています。
僕の場合は「こうだから、こうなる」という理屈がわかると、だいぶ理解が進むので、どうにかそういう方向に持っていくよう、勉強しながら背景を調べたり、関連事項などを確認したりしています。
なるべく自分の得意な土俵(少なくとも、苦手でないエリア)に持ち込んで勉強することが大事かなと思います。
それぞれ自分にあったやり方があると思うので、「自分はこんな覚え方してます!」というのがあったら、SNSなどでぜひ教えてもらえると嬉しいです(Twitterのアカウントは@todaipapa_hoikuです)!
ではでは!
読んでいただいた方へ
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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著者プロフィール
- 東大卒イクメンパパ
- フローレンスで働く東大卒のパパ社員です。3歳の娘、0歳の息子に奥さんともども毎日楽しく振り回されています。いろいろありまして、保育士試験を受験することになりました。東大受験のあらゆるノウハウを駆使して(?)試験合格を目指しつつ、ポイントをブログにまとめて、同じように保育士試験を受験する方を応援していきます!働きながら、育児しながら試験勉強がんばります!