【社会的養護】保育士試験を受けない人にも知ってほしい「社会的養護とは?」

こんにちは。東大卒イクメンパパです。
イクメンです。イケメンではありません。

今回は筆記試験科目、社会的養護についてです。

これまでに扱った「保育原理」「教育原理」は、科目名からなんとなくイメージがわきやすかったのではないかと思いますが、「社会的養護」と聞いてピンと来ない方も、もしかしたらいるかもしれません。

今回は、社会的養護とはなんぞや、というところからお話します。

福祉の重要な分野のひとつである社会的養護

「社会的養護」とは、そのとおり「社会で」「子どもを養護する」ということなのですが、実際には、福祉の分野での専門用語に近い言葉です。

厚生労働省がウェブサイトで明確に定義をしています。

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家庭だけで十分に養育することができない子どもを、社会が保護し、家庭のサポートも行う、ということですね。

こういった、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童(「要保護児童」と言います)をどのように養護すべきかという問題は「養護問題」と呼ばれますが、こういった問題は近年増えてきています。

なぜ、養護問題が増えてきているのか?

その背景には、非正規雇用の増加、核家族(親と子どもの2世代の家庭)やひとり親家庭の増加といった社会や家族のあり方の変化があります。

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少し具体的に言うと、

昔ながらの、祖父母同居の大家族とつながりの強い地域コミュニティ

高度経済成長期に多数派となった、年功序列・終身雇用のサラリーマンと専業主婦家庭

経済状況の変化などにより、非正規雇用やひとり親家庭が増えた現在

という流れで家庭にまつわる状況が変化するにつれ、乱暴に言ってしまうと「子育てがしづらい環境」になってきて、養護問題も増えてきた……と考えるとイメージしやすいかと思います。
(増えてきただけでなく、目に見えるようになってきたというのもあるかもしれません)

こういった養護問題に対する対処のひとつが社会的養護なのですが、近年の「子どもの権利」の意識の高まりを受け、「子どもの最善の利益」「社会全体で子どもを育む」という考え方が重視されています。
この考え方は児童家庭福祉や社会福祉でもよく出てくるキーワードですね。

実際に、社会的養護の取り組みとしてどんなことを行っているかをざっくりまとめると、以下のスライドのようになります。

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要保護児童を養育する手段は大きく分けると「施設で預かる」「家庭で預かる」の2つです。


それぞれ、施設養護家庭養護と呼ばれます。(ちなみに、家庭養護ではなく、施設養護の中に、「家庭的養護」という分野があるという、とてもわかりづらい用語の体系になっています……)


例えば「児童養護施設」「里親」といった言葉は、ニュースなどで聞いたこともあるのではないでしょうか。こういったさまざまな制度・施策が、いったいどんなもので、どのように運用されているのか、どんな問題点があるのか……というのが、社会的養護の出題内容となります。

今回は概要なので、詳細には入りませんが、このあたりは重要なポイントなので、改めて細かく解説しますね。

今回のポイント

・「社会的養護」とは、福祉の分野の公式な用語
・「子どもの最善の利益」「社会全体で子どもを育む」という考え方が重要

つぶやき

保育原理や教育原理も、歴史上の人物など、覚える内容は多かったですが、社会的養護や児童家庭福祉、社会福祉に進んでいくと、同じ「覚える」でも、制度や法律など、「国の決まりごと」がすごく多くなってきます。

「情緒障害児短期治療施設」といった具合に、とにかく漢字の単語がぽんぽん出てきてやや怯みますが、ひとつひとつ丁寧に決まりごとを読み解いていくことが大事です。このブログでも、理解の助けになるよう、がんばって解説していきたいと思います。

ではでは!

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著者プロフィール

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東大卒イクメンパパ
フローレンスで働く東大卒のパパ社員です。3歳の娘、0歳の息子に奥さんともども毎日楽しく振り回されています。いろいろありまして、保育士試験を受験することになりました。東大受験のあらゆるノウハウを駆使して(?)試験合格を目指しつつ、ポイントをブログにまとめて、同じように保育士試験を受験する方を応援していきます!働きながら、育児しながら試験勉強がんばります!

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