1歳児の母、夜中の咳で眠れず。そんなとき保育士さんがくれた意外な言葉【保育とわたし】

1歳児の母、夜中の咳で眠れず。そんなとき保育士さんがくれた意外な言葉【保育とわたし】

一言に保育と言っても保育も色々、関わり方も人それぞれ。読者の方の保育にまつわるエピソードをご紹介する「保育とわたし」。今回は1歳10ヶ月の娘さんを育てる、共働き家庭のお母さんのエピソードです。初めてのお子さん。母としてもまだ1歳10ヶ月。娘さんが夜中になっても全然寝付いてくれなく気が滅入ることもしょっちゅう。そんな中、お世話になっている保育士さんとの何気ない会話の中の一言で元気になれたそうです。その一言とは・・・。

小さい子の育児してて苦しいことってたくさんあります。

特に、寝ない・泣き止まない系。


昼寝しない
泣き止まない
なんで泣いてるのかわからない
抱っこしないと寝ない
授乳しながらじゃないと寝ない
抱っこしても授乳しても寝ない
眠れない!と泣く
...etc


夜中にこれらが来た時の、終わらない感と絶望はなかなかのものです。
相手にしないければいい、という考え方もありますが、わたしは放置が苦手でした。むすめも、相手にされなければその分泣く子でした。


むすめはいま1歳10ヶ月で、このようなことはほぼ皆無となりました。
夜ぐっすり眠れる、言葉でコミュニケーションが取れる有り難みを、ひしひし感じます。

ただ、いまでも時々あるのが、夜中にひどい咳をして起きてしまい、うまく寝付けなくなること。

眠いのに眠れない!
ここ(お布団)にいたくない!

と、泣き出してしまい、リビングに行って遊ぶ!となってしまいます。

つい先日もありました。
夜中の1時ごろだったでしょうか。
咳で眠れなくなり…
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常夜灯だけつけて薄暗い中、あくびしながらリビングでおままごとをするむすめ。
わたしも半分眠りながら相手をし、リビングに座布団引いて、結局2時半ごろに眠りました。

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で、この出来事を、翌朝の保育園の受け入れ時に先生に話したんですよね。3.jpg
実はこの前日も早起きで、4時起きでした。これは咳ではなく、単に早起き。

4時半ごろリビングにいき、ずーっと元気に遊んでました。
わたしは2日ともごろ寝してましたが、2日連続かぁ~…と疲れ気味でした。

昨日今日と同じ先生の受け入れだったので、先生も4時起きからの1時起きであることは知ってました。


4時起きのことを話した後先生が、にっこり笑いながらこう言ってくれました。4.jpg

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よなかのせきまつり。

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保育園の玄関で爆笑でした。
元気ゲージが一気に上がりました。
さっきまで疲れ気味で暗い気持ちだったのに。いやはやびっくり。


保育園を出たあと、救われた気分になりました。
少し前(月齢が低くて大変だったときとか)だったら、わたしは道端で泣いてたんじゃないかってくらい。

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夜中に咳で目が覚めて全員グッタリという状況を、

ほんといろいろあるよね!
でも大丈夫だよ!

って明るく言ってもらえてるような気がしてすごく救われたんです。
いやぁ、ほんとうれしかった。


だんなさんでは違うんですよね。この役割。
だんなさんも、家でむすめの相手する側なので。こっちサイドというか。

わたしが眠くてイライラピークとかになったら旦那さんにバトンタッチして面倒みてもらうわけですが、そうすると、昨晩はお互い大変だったね…私たちがんばったね…という、同じグラウンドで苦労を分かち合う感じになります。


親をしておりますが、だからといって、育児について、自分の子供について全てわかってるわけではないんですよね。

母性(わたしは母性が何を指すのかわからないけど)があれば、子供への愛があれば、親はなんでもできる、我慢できる。いえ、そうではないです。気持ち的にがんばらないとできないことも、とてもたくさんあります。

だから、がんばってるね、大変だけど大丈夫だよって言ってくれる、応援席から力強く応援してくれる、そういう家族以外の存在は、ほんとに重要だなと思います。
特に、毎日むすめを育ててくれて様子を知っている保育士さんだから、格別のありがたさなんだと思いました。


長くなりましたが、おしまひ。

※登場する場所・名前などは編集部により架空のものに差し替えています。
※今回の記事はブログ「ねね日記」より寄稿いただきました。
 

親だからいって、子どもの全てをわかるわけではないし、親も子どもと一緒にあれこれ悩みながら育っていくものなのでしょう。
そんな中、子どもに対する愛や支えだけではなく、子どもを支える親への何気ない応援をしてくれる存在というのはほんとに大事なんですね。
子育ては親だけでやるものでもないし、親を支えるのは家族だけではなく、社会全体で支えてもいい。そういう社会になるといいですね。

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